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「イメージすること」「お腹からの声に徹すること」

12月の発表会に向けて稽古をつづけています。
その一つで山本周五郎の「烏」があります。                                       

あらすじ                    
時は幕末、勤王・佐幕と争っていた頃のお話です。一人で留守番をする娘に猟師の父親は拾ってきた烏の雛を与えた。烏の子は娘によく懐き、片時も離れず、人の言葉を真似るようになった。助けを求めて逃げ込んできた勤王少年が、追っ手がの立ち去ろうとそたとき、納戸の中から「もう行きましたか」といってしまった。追手は納戸に殺到した。烏の勘太が少年の声に似せて「もう行ったか」を繰り返して危機を逃れる。賞金に目のくらんだ父親の銃弾に当たって少年の身代わりになった少女お文。数年後、かっての少年は廃屋になってしまった少女の家を訪れた。墓の横手に一羽の烏が墓守のように身を竦めていた。 

自分で読んでみていい作品だと思いました。 
これを5人の女性たちでやります。
語りと二人、そして17才の娘 お文、野猪の太兵衛とあだ名のある父親、勤王少年梶金之助の5名です。
烏の鳴き声が何カ所もあるのですが、自分でもやってみるとこれが大変難しいです。

筆者の次に高齢者である女性がお文をやります。
入会されて3年目、読みきかせ10年のキャリヤがあります。 
器用な方でたいていすぐお出来になります。
ただお腹を鍛えることを継続されてやられてこなかったようで、長いセリフだと息が保ちません。
もうお一人語尾が抜けやすい方がいます。
意識がコトダマに向かうと語尾が抜けやすくなります。
この方の場合は、役に入れ込まなければ大丈夫ですが、気持ちを載せてやりたいらしい。

お文役のかたの場合、お腹を鍛えることが根本対策ですが、取りあえず途中で息継ぎをしてやるようにとアドバイスした。
こうひとつ、年のせいか声がだみ声というのかガラガラ声というのか若い女性の声ではない。
そこで一番目に「イメージすること」そして2番目に「お腹からの声に徹すること」をアドバイスした。
そしたら2回3回と繰り返すと、驚くほど変わり澄んだ声になりました。
これ大丈夫と思ったのですが、これはこれでお腹のキープが必要になるでしょう。
「イメージすること」「お腹からの声に徹すること」の二つは、野猪の太兵衛役と勤王少年梶金之助役にも必要らしい。

声を絞る
http://nmk.blog4.fc2.com/blog-entry-4554.html



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