ナマケモノ・なまけもの・怠け者の健康術

ナマケモノ・なまけもの・怠け者の私が続けています。 こころのこと、からだのこと、そして呼吸のこと。 薬に頼らず健康になる。 身体の歪みは自分で直そう。 姿勢術−姿勢がことのほか重要です。 合気

力みを生じない合気上げ

2年前、人は鏡というテーマで3回書いた。
http://nmk.blog4.fc2.com/blog-entry-531.html

ぶつからない力の稽古をやっていると、お互い相手の状況がよくわかるようになってくる。
それでお互いアドバイスを出す。どうもそれは自分の反映というか陰らしい。

下記は先日書いたミクシイの日記である。

『礼法の動きでやってみろ、といわれてうまくいったことがあった。
それはその日だけだった。

合気上げでぶつかりを生じたとき、「お尻を上げて」とヒントを出すことが多い。
今日も相手が出来なくなったとき、同じようなヒントを出した。

「お尻を5センチ上げて」と。
5センチといったのは始めてである。

これで相手は復活した。
自分の番でやってみると動きがいいときの動きになった。

両手でも片手でも、片手を両手で持たれても出来た。
相手に出すヒントは自分へのヒントでもあるらしい。

正座して、お尻と足の間に紙一枚いれるというのが口伝になっていると書いたことがある。

いままでも何回か「それそれ、それを忘れないで」といわれている。
そしてまた低迷がつづくを繰り返してきている。

これで歯止めが出来るかも知れない。』

合気上げで投げられたとき、最後の方でお尻に負荷を感じている。これは自分が力んだ所為なのか?それとも相手の力みなのか?

最近の稽古でこちらが正座で立位の相手を両手を握っての合気上げ?ではお尻の負荷はない。
お互いの力みが消えているらしい。

安心感

オリンピックの競泳部門出場の強化合宿で脳の性質や機能を利用してメンタルトレーニング^に取り組んでいるという。

トップアスリートの脳には特有の働きがある。脳に否定語が発生するとその超人的能力を止める働きがある由。

否定語が発生すると、試合中でも結果が見えたと判断すると、有利に進んでいる試合でも勝ったと思うと逆転負けにつながるという。

今年の4月柔道の体重別選手権でやわらちゃん谷亮子選手はその例としてあげられていた。これまで何回も勝ちを収めている相手にポイントを奪ってこれでいけると思った瞬間に思考と運動つなぐ部分が消えて普通の運動能力になって逆転負けを喫したとある。

競泳において、ゴールということも否定語になるという。ゴールと思った瞬間パワーが抜けるらしい。

合気の稽古で向かい合ったとき、相手が自分より強い・勝れていると思った途端、身体が固まってしまうことがある。それどころかわずかな思考・観察・迷いがワザのキレに影響する。

それはここでいう否定語が発生したという点では同じである。
だが片や安心感の発生ががマイナスに作用し、片や安心感の喪失がマイナスに作用している。

トップアスリートの能力というのは異常な緊張状態をキープしつづける能力なのかもしれない。




決めれば縛られる。意識すれば固定化する。

日本の交通機関は極めて正確に運行されている。1時間や2時間遅れても当たり前という国もあると聞く。日本人は10分も遅れるとイライラしはじめる。

程度の差はあれ、時間どおりに運行されるものと考えられている。何もなかった時空に時と場所を設定したということである。

人の決意・決断、思考・観察・迷い等々は時空を切り分けるものだ。交通機関の時間設定に似ている。それらはことばや文字によってなされる。「ことばや文字は呪である」といったのは白川靜氏である。呪とは集合意識といいかえてもいいだろう。

合気の稽古をやっていると回を重ねるほどに、みな敏感になってくる。これは合気道をやっているときはなかった。ここの稽古が勝れているからであろう。相手と手を合わせていると相手の状態がわかるようになってくる。

こっちが今だと決断すれば時空が変わり呪が働きだす。それは相手も瞬時にキャッチする。したがって技の利きが悪くなりブロックされることになる。

意識化は固定化することであり見の目につながる。何も考えない・何もしないで動けばいいのだがいつも逆のことをやっている。

決めれば縛られる。意識すれば固定化する。決めなければ自由である。決めてもいい・意識してもいい、それを別体として切り離せればいい。

股関節の抜けは上肢の力み

知人が左股関節の痛み、それも重症で身動きもままならないほどだった由。
それが右上腕三頭筋をほぐすことで軽減したという。

一昨年まで一緒にやっていた整体師さんは重心調整として、左または右の背筋をゆるめることをやっていた。左半身と右半身は交差して働くというように聞いたがスッキリ納得していなかった。

それが先日紹介した「かんたん自律神経調整法」という本で落ち着いた。以下は筆者の勝手な解釈である。

「背筋をゆるめるのに、右背筋ならば右下肢に負荷を掛ける。左背筋ならば左下肢に負荷を掛ける。」と書いた。下肢に負荷を掛けると上体がゆるむとしたがこれは交差して働く。

上肢・下肢という。肢という文字は肉月に支えると書く。身体を支えている部分である。四つ足時代の名残であろうか?

四つ足で歩いてみればわかる。右手で支えて左足を上げる、左手で支えて右足を上げる。これを繰り返して前進・後進を繰り返すものらしい。その習性を二本足で歩くようになっても、根強く残っているらしい。

いろいろな身体上の障害は腕にあるとする上肢起因説というのがある。左右どちらかの肩関節が固くなると、その反対側股関節に異常を来たすものらしい。

筆者は合気上げで若い方とガチンコ稽古を半年以上もやっただろうか?全くもってアホな稽古をやってしまった。右肩が固くなって違和感が残っている。左も固かったのだがこちらは回復した。多分その所為であろう。左股関節が張っている。

上半身がゆるめば下半身・下肢はしっかりしてくる。合気の稽古で上腕に力を込めると股関節がゆるむ。従ってワザにならなくなるのは当然であろう。

紙一枚は秘伝

「かんたん自律神経健康法」PHP研究所を紹介した。
この本で背筋をゆるめる法が書いてある。右背筋ならば右下肢に負荷を掛ける。左背筋ならば左下肢に負荷を掛ける。

負荷を掛ける方は利き足側と書いてある。だが利き足はわかりにくい。筆者は重心で考えた。重心足と非重心足である。利き足は非重心足として、重心足は支え足・軸足とかいわれている方と筆者は考えたい。

だがこれも不正確でわかりいくいかもしれない。もっというと利き足は前重心で利き足でない方は後重心になるだろう。

著者は靴の減り方で見るやり方を書いている。健康な右足利き靴の減り方は右足の方が顕著であり、体重の掛かり方が右足6に対して左足4の比率になっている由。ここで表現の矛盾というか混乱しやすい。

利き足・重心足の定義は別にして下肢に負荷を掛けた方の背筋がゆるむと書いてくれたのはありがたい。筆者は何回もテストして確認した。確かにそうだ。

礼法の動きで合気上げをやってみろといわれて、やったら見事に様変わりした体験がある。礼法では正座からゆっくりまっすぐに立ち上がる。両下肢に負荷を掛けながら立ち上がる。正座のとき、ふくらはぎとお尻の間に紙一枚いれた感じで座れといわれている。上体の力みを抜くコツであり秘伝といわれる由縁だろう。

合気上げで力んだら合気上げにならなくなってしまう。特に筆者のように緊張しやすく力みやすい人間には絶妙なヒントとなった。


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